何食べた?

食べたものを淡々と書いていきます

Oisixを使ってみた

Oisixの宣伝を見て、たまにはこういうものを利用してみてもいいのかなと思って頼んでみた。初回のおためしセットは65%引き、という価格設定にも惹かれるものがあった。

既に料理されたものが入っていて、温めるか解凍するかすればすぐ食べられる、要はお弁当のようなものかと思ったらそうではなかった。料理のためのレシピと、必要な食材が必要な分だけ入っていて、調理は自分でするのだった。

この方式のよいところは、第一には買い物に行かなくてもいいこと。また、普通に買い物に行って、例えばレタスをひとつ、パブリカをひとつ買って、今回の「タルタルソースのチキン南蛮ボウル」を自力で作ったとして、レタスもパブリカもたくさん余ってしまう。キットであれば必要な分しか入っていないから、余りが出ない。つまり無駄がない。

確かに調味料などは、いろいろなレシピを見て、必要なものを買い足して行くと、結構な種類が棚に並ぶことになる。我が家でも、買ったはいいけれど滅多に使わず、そのうちに賞味期限が来てしまったものがいくつかある。創味シャンタンとかウエイパーとかも使ってみたいけれど、どうせ使い切れないからと諦めている。

だから、調味料も含めて必要なキットを用意してくれるのはありがたいことである。

ただ、玉ねぎ40g、パブリカ20g、レモン1/8、……がそれぞれ袋詰めになっているのは、割高になるなあと思う。その袋が全部ゴミになるから、SDGsとは方向が反対だなあとも思う。洗い物が少なくて済む、ともあって、「タルタルソースのチキン南蛮ボウル」に関してはフライパンひとつで(都度洗わず)三回使うようになっている。が、それで作ったものを置いておく皿が必要で、通常の料理より油で汚れた大皿が何枚も発生し、決して洗い物が少なく済んでよかったという印象ではなかった。

できた料理は十分おいしかったし、このキットがなかったら決して作ることができないものだった(調味料がこんなに揃えられない)。だから購入した価値はあったと言えるが、作るのは大変だった。正直、普段の料理にここまで手間はかけない。料理の腕の問題もあるかも知れないが、世の中の少なくない人にとって「半調理キットだから、あっという間にできた! カンタン!」というものではないと思う。

手間をかけただけのことはある味だったのは間違いない。普段の自分のレパートリーとは違う料理を作りたい、お店で食べるような料理が作りたい、という人にとってはいいのではないか。一方、少しでも手間を省きたい、時短料理を考えている(自分のような)人にとっては、こんなはずじゃなかったということになる可能性がある。

手間がかかった、という点に関して言うと、添付のレシピはわかりにくい。主菜が1ページ目、副菜が2ページ目に書かれているが、よくよく見ると「副菜からスタート」となっている。だったら副菜を1ページ目に書けばいいのに。そして副菜の3まで行くと、主菜の1に進めとあり、主菜の3まで進むと、副菜の4に進めとある。すべてを作業順に書いてくれればわかりやすいのに! レシピに関しては改善を期待したいところだ。



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