メスティンで初めてご飯を炊いた時は、まだ携帯燃料が手に入っておらず、通常のガスコンロを使用した。本当は強火・弱火を調整しながら炊くといいらしいが、携帯燃料の使用を想定し、最弱火でひたすら20分。結果、ごはんはとても硬かった。米は一合、水はレシピ通り180mlとしたのだが。余った分は冷蔵庫で保管し、翌日に茶漬けにしたが、やはり硬かった。
携帯燃料を手に入れ、再びトライ。今回は米一合に対し水を200ml入れてみた。携帯燃料は火を点けらた20~25分程度燃えており、ほったらかしにしておけばいい、との言を信じ、他のものに燃え移ったら大変なことになるので、ずっと見てはいたが手は出さずにいた。ところが20分を過ぎても一向に火が消える様子がない。焦げている匂いもしてきたし、さすがに頃合いなのではと、濡れタオルで火を強制的に消した。
ご飯はおいしかった。その点では成功した。ただし、メスティンの内側にご飯のかすがこびりつき、取るのに苦労した。災害時、水がふんだんに使えない状況下では、使用は躊躇するところだ。
携帯燃料だが、見る限りでは八割がた残っている。「20~25分」というのは、どこから来た?